松井稼頭央が起死回生の同点打、3年ぶりの遊撃守備も披露 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

松井稼頭央が起死回生の同点打、3年ぶりの遊撃守備も披露

スポーツ 選手
野球 イメージ(c)Getty Images
  • 野球 イメージ(c)Getty Images
楽天の松井稼頭央が3年ぶりにショートの守備についた。6月26日にkoboパーク宮城でオリックスと対戦した楽天は、九回裏に松井が値千金の同点打。土壇場でゲームを振り出しに戻し延長十二回引き分けに持ち込んだ。

2点ビハインドで最終回の攻撃を迎えた楽天。先頭のゼラス・ウィーラーが平野佳寿からヒットで出塁すると、銀次も続いてノーアウト一、二塁とする。しかし、続くふたりが倒れて2アウト一、三塁となり藤田一也もカウント2-2から空振り。これでゲームセットかと思われたが、フォークボールがワイルドピッチとなる間に藤田は一塁へ振り逃げ。三塁からウィーラーが生還して1点を返した。

2アウト一、二塁のチャンスで梨田昌孝監督は代打に松井を起用。松井は2ストライクまで追い込まれるが4球目をレフト前に運び同点とした。そのまま守備についた松井は十一回に藤田とのコンビで併殺も完成。久しぶりで緊張があったと話しながらもショートの守りをこなした。

「松井稼頭央が打ってくれたということとショートを守ってくれたということは、チームにとって大きいことだなと思います」と梨田監督。正遊撃手の茂木栄五郎が右ヒジ痛で離脱するなか、「いつでも行ける準備だけはしておいてくれ」とゴールデングラブ4度受賞の名手をバックアップに待機させていた。

「この間からシートノックも入ってもらったりして。『知りませんよ。責任持ちませんよ』なんて言いながら、ちょっと楽しんでたところもあったのかな。茂木がいないなかで、ああいう風にやってくれるというのは助かりますね」


久しぶりのショート・松井稼頭央にファンからは、「毎試合は厳しいかもしれないけど茂木がいない今、併用でも試合で使ってほしいね」「稼頭央も年齢を感じさせない動きしてるな」「稼頭央のショートはたまに見たい」「3年ぶりとは思えない動きだった」などの声が寄せられている。
《岩藤健》

編集部おすすめの記事

page top