今シーズンのイングランド・プレミアリーグを制したチェルシー。アントニオ・コンテ監督の下で昨シーズン10位からのV字回復を果たした古巣を、ふたりのOBが語った。
多くの元選手や評論家に予想外と言わせたチェルシーの復活劇だが、元イタリア代表FWジャンフランコ・ゾラ氏は、「ほかの人たちほどは驚いていないと思う」と話す。その理由を「イタリア国内や代表チームでの経験から、アントニオの力を知っていたためだ」と説明した。
「すぐに力を発揮できたのはもちろん驚きではあったが、やはりすべては彼の仕事によるものだ。彼はチームに対して本当に必死に取り組んだと思う。あらゆる部分に取り組んで素晴らしい結果を出すことができた」
元ドイツ代表のミヒャエル・バラック氏は、「少々驚きではあったが彼らは素晴らしい仕事をした」と2シーズンぶりの優勝を喜んだ。
「まずは何よりコンテが監督としてプレミアリーグやチームに本当にうまく適応することができた。チームをまとめ上げることができた。スタートは少し困難だったがいくつかのことに手を加えて、それがすぐにうまく機能し始めた。シーズンを通して非常に大事なことだ」
バラック氏は最後に今シーズンのチェルシーを、「優勝にふさわしいチームだった」と評した。
《岩藤健》
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