7月のウィンブルドン選手権で連覇が期待されるマレー。ロンドンでの前哨戦に参加したが世界ランク90位のトンプソン相手にミスを連発。第1セットをタイブレークで落とすと第2セットも持ち直すことができなかった。
マレーの敗戦をよりショッキングなものにしているのが、対戦相手のトンプソンは予選決勝で敗れ補欠登録扱いだったことだ。本戦出場者に欠員が出たため急きょ出場が決まったラッキールーザー(幸運な敗者)からマレーに勝利した。
トンプソンは「本当にうまくいった」と試合を振り返り、「サーブがとても良かった。多くのフリーポイントがあった。あまりミスをしなかった」と勝因を語った。
敗れたマレーは「彼はよく動いていたし、サーブも良かった」とトンプソンを称賛。前哨戦で早期敗退となったことには、「大きな痛手であることは確か。この大会は過去も僕に良い準備を与えてくれたし、ここで好成績を残せたときはウィンブルドンでも良くなる傾向があったから」としている。
The Australian upsets ! @jordanthommmo2 d World No 1 & 5-time Andy Murray 76(4) 62 @QueensTennis. More: https://t.co/nlqs806peM #ATP pic.twitter.com/cbScAe8DKD
— ATP World Tour (@ATPWorldTour) 2017年6月20日
マレーの1回戦負けにファンからは、「少しずつだが時代が変わってきてるのかな」「まだ完全復活というのは厳しいな」「この状態でウィンブルドンは難しいだろうな」「だけどマレーは前哨戦で早期敗退しても本番には仕上げてくるだろ」などの声が寄せられている。