サッカーのドイツ杯(DFBポカール)準決勝が4月26日に行われた。香川真司の所属するボルシア・ドルトムントはバイエルン・ミュンヘンと対戦し3-2で勝利した。香川はベンチ入りしたが出番はなかった。
ドイツ・ブンデスリーガでは首位バイエルンに大差をつけられ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でもベスト8で敗退したドルトムント。残されたタイトル獲得のチャンスをつかむため、敵地でバイエルンに挑んだ。
序盤はバイエルンが優勢に試合を進めるも、先制したのはドルトムントだった。バイエルンのバックパスをラファエル・ゲレイロがカット。キーパーの股の間を狙ったシュートはポストに跳ね返されるが、こぼれ球をマルコ・ロイスが押し込む。
しかし、バイエルンは前半28分にアリエン・ロッベンのCKから、ハビ・マルティネスが頭で決めて追いつく。さらに攻勢を仕掛けるバイエルンは同41分、フランク・リベリーのパスからマッツ・フンメルスが決めて前半のうちに逆転に成功した。
後半に入っても試合の主導権はバイエルンが握る。何度も決定機を作りドルトムントのゴールを脅かした。だがチャンスをものにできないでいると後半24分、ウスマン・デンベレのクロスからピエール・エメリク・オーバメヤンが決め、ドルトムントが同点に追いついた。
さらにドルトムントは5分後、ボール奪取からカウンターに転じてデンベレが逆転ゴール。バイエルンの猛攻に対しても全員で守りきりドルトムントが4シーズン連続の決勝進出を果たした。
この試合にファンからは、「バイエルンに逆転勝ちとか良いね」「敵地でバイエルンに逆転勝ちは素晴らしい」「白熱した試合で最後に勝つとかドルトムントやるな」「この大一番で絶好調なのに出番ないのは、香川の去就に大きく影響しそう」「ドルトムントで輝く香川を見たいけど、使ってくれる監督のところに行ったほうがいいと思う」などの声が寄せられている。
《岩藤健》
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