ドイツ・ブンデスリーガ第27節が4月4日に行われ、バイエルン・ミュンヘンが敵地でホッフェンハイムに0-1で敗れた。試合後にカルロ・アンチェロッティ監督は、「時にはうまくいかない日もある」と語っている。
バイエルンは前半9分にDFラインの裏を取られ決定的なピンチを迎えたが、GKスヴェン・ウルライヒが好セーブ。難を逃れている。だが、その後もホッフェンハイムの猛攻を受け続け前半21分、アンドレイ・クラマリッチにゴールラインを割られてしまった。
後半が始まると試合はバイエルンのペース。同点ゴールを狙ってアウェイでホッフェンハイムを押し込む。しかしロベルト・レヴァンドフスキ、キングスレイ・コマンが決定機を逃す。マッツ・フンメルスのヘディングもゴールラインでクリアーされ得点ならなかった。
「ホッフェンハイムを祝福する」とアンチェロッティ監督。立ち上がりから集中したプレーを見せた相手に対し、自分たちは前半のプレーが良くなかったと振り返った。「後半は改善し、よりアグレッシブにプレーした。同点ゴールを挙げるチャンスはあった。しかし時にはうまくいかない日もある。サッカーとはそういうものだ」
ホッフェンハイムの指揮官は29歳の青年監督ユリアン・ナーゲルスマン。これまでリーグ中位や下位が定位置だったホッフェンハイムを率いて、今シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ出場権争いを演じている。
試合終了後にスタッフと抱き合い大喜びしたナーゲルスマン監督は、「とても良い響きがする。我々はこれをクラブとして大変長い間待ち望んでいた」とバイエルンからの勝利を喜んだ。
「良いゲームができた。我々のプランを完璧に実現できた。我々は勇敢で、前半は本当に良いサッカーをした。我々のチャンスは全く不当とは言えないものだ。後半は間延びしてしまったが、そうなることは予想できていた」
《岩藤健》
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