「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)2次ラウンドE組の試合が3月14日に東京ドームで行われ、野球日本代表・侍ジャパンはキューバ代表と対戦。8-5で勝利した。
壮絶な点の取り合いとなった試合は、土壇場で日本がキューバを突き放した。5-5で迎えた8回裏、代打・内川聖一(ソフトバンク)が左翼最深部に犠飛を放つとスタンドのボルテージは最高潮に。初回以降は常にキューバを追う展開だったが、ついに勝ち越しに成功した。そして、まだざわめきがおさまらない球場に再び歓喜の瞬間が訪れる。
続く山田哲人(ヤクルト)が初球をとらえ、この日2本目となるダメ押しの2点本塁打をレフトスタンドに突きさした。
この日は初回にもレフトスタンドへ先頭打者本塁打を放っており、3回には筒香嘉智外野手(DeNA)の適時打のお膳立てとなる二塁打で出塁している。
2015年11月に行われたプレミア12では、大会最後の試合となった3位決定戦のメキシコ戦でアーチを描いたものの、大会の勝負どころでの一発はなかった。2年連続トリプルスリーがいよいよ本領発揮、最強のリードオフマンが侍打線を牽引する。
《浜田哲男》
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