アーセナルのアレクシス・サンチェスをめぐって、近ごろチームの内部分裂を伝える噂が絶えない。
3月4日のリバプール戦でサンチェスを先発から外したあと、アーセン・ベンゲル監督は戦術上の必要性を理由に挙げたが、実際は練習を勝手に切り上げたサンチェスとチームメートの間で口論があったからという報道が出た。
サンチェスと周囲の仲がうまくいってないとする声もあるが、「サンチェスとの間には何も問題ない」とアーセン・ベンゲル監督は否定した。
「何も問題はない。リバプール戦で説明したとおりベンチに置いたのは戦術的な理由だ。私独自の判断だ。献身的な選手であり、ときに過度な振る舞いを見せることはあるが、これまでもそういう選手はたくさんいた」
重ねて報道は完全な間違いかと質問され、「完全に間違っている」と否定した。
「メディアが記事を書かなければならないことは理解しているし、リスペクトもしている。勝てない時期が続くと事実と異なることも書き立てられるが、我々は受け入れるしかない」
今夏の移籍市場でチームを去るのではという質問には、「契約は15ヶ月間残っている。決めるのはアーセナルであってほかの誰でもない」と話した。
《岩藤健》
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