廃校となった小学校の校舎で、自転車乗りのための食事&ヨガ教室 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

廃校となった小学校の校舎で、自転車乗りのための食事&ヨガ教室

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自転車乗りのための食事&ヨガ教室
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  • アスリートヨガ講師で自らも自転車に乗る内田範子さん
  • アスリートヨガ講師で自らも自転車に乗る内田範子さん
廃校となった小学校の校舎や体育館を有効活用して文化の活動拠点とした「たちかわ創造舎」(東京都立川市)で、専門講師を招いてサイクリストの身体や心を元気にする連続講座が開かれた。

アスリートフード研究家の池田清子さんによる食事と運動との関係、手作り補給食の実習。そしてアスリートヨガ講師で自らも自転車に乗る内田範子さんによる自転車乗りの体幹強化、腰痛防止のポーズだ。

栄養講座と実習を指導した池田さんは、プロMTB選手でトピーク・エルゴンレーシングチームUSA所属の池田祐樹選手と2013年に結婚。スポーツ選手の不健康さにがく然として、アスリートフードマイスターの資格を取得。栄養面をはじめとする競技活動を全面的にサポートしている。

清子さんは半年間の食生活改善を主導。結果は手に取るように現れ、体脂肪率と血圧が適正化。持久系運動選手にありがちなぜん息、花粉症などのアレルギー体質も改善し、さらには免疫力が向上して風邪をひきにくくなったという。

「食事は厳しいトレーニングのごほうび。カラダが喜ぶ食事を」と清子さん。「おいしく食べたほうが栄養をより吸収してくれることを実感」と祐樹さん。

「密度の濃い時間で、専門家がこれまで蓄積してきたノウハウをたくさん修得することができて、これからのサイクリングライフに役立つと感じた」と参加者の1人。

内田さんによるヨガ講習は基本的なヨガの概念からレクチャー。基本のポーズからはじめて、心とカラダをリラックスさせるポーズと呼吸。そして自転車乗りにオススメの8つのポーズをレクチャー。

質疑応答では参加者から、「私は自転車ビギナーなので、ヒルクライムですぐ呼吸が苦しくなって焦ってしまうのですが」という質問。内田さんの回答は、「苦しいときは呼吸が浅くなっているはずです。呼吸が浅いときは、より呼吸を吐くことを意識してください」というもの。

吐くときは口をすぼめてローソクの火を吹き消すようにフーッと吐くと、苦しくなっているときでも空気をきちんと吸うことができる。吐けなくなるから苦しいので、意識的に吐くのがポイントだという。こうすることによって自律神経が作用し、苦しくて浅い呼吸が改善される。

受講料は栄養実習6000円、ヨガ講座5000円で、2講座の参加者は1万円だった。
《山口和幸》

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