酒井宏樹の所属するオリンピック・マルセイユは2月26日、リーグ・アン第27節でパリ・サンジェルマンと対戦する。リーグ5連覇を狙うパリSGとの対戦を前に、リュディ・ガルシア監督が会見に臨んだ。
「この試合には大きなものを賭けて挑む。フランスサッカーにおいてマルセイユ対パリSGの試合は特別なものなので、厳しい試合になるだろう。私はいつも人々を尊敬しているが、ピッチの上ではみんな敵になる」
前節はホームでレンヌ相手に2-0の勝利を収めたマルセイユ。目標のひとつとしているUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場圏内には、勝ち点4ポイント差まで迫っている。
「日曜日の相手はパリなので持っている以上のものを出せるよう準備する。ほしいのは勝利と勝ち点3だ」
リーグ4連覇中のパリSGだが、今シーズンは他チームを圧倒できていない。ASモナコ、OGCニースとの三つ巴の争いが続いていることをガルシア監督は、「リーグ・アンにも変化が起きている」と語った。
「昨シーズンまではパリSGが首位を独走していたが、今シーズンはモナコやニースに素晴らしい選手たちがいて、パリSGの王座が危ぶまれている。長い間起きていなかったことだ」
首位のモナコを追いかけるため、パリSGはアウェーでも勝利を狙ってくるだろう。5年以上パリSGに勝てていないマルセイユだが、果たして返り討ちにできるか。
《岩藤健》
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