バルセロナのルイス・エンリケ監督が今シーズン限りで契約満了となる。後任をめぐっては様々な憶測や噂が流れているが、エンリケ監督は自らの去就について個別の質問に答える意思はない。
「契約について何も言うことはないし、今後数ヶ月には何も変わらない。いますぐだとか近いうちに決断を下すことにはならない」
2月14日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では、パリ・サンジェルマン(フランス)に0-4で敗れたバルセロナ。まだセカンドレグが残っているとは言え、アウェーゴールも奪えなかったことで逆転突破は非常に厳しい。
「パリSGとの再戦まで1ヶ月ある。つまり1ヶ月は毎日0-4の敗戦を頭の中に残しておかねばならないということだ。だが起きてしまったことに集中することはできない。リーガでほかに戦うべき試合がある」
大敗でメディアから激しい批判を浴びたエンリケ監督。しかし、批判が自分に影響することはないと語った。
「そうでなければここに3年間も残ることはなかっただろう。私はメディアには耳を貸さない。試合を分析するのは我々のスタッフがやることだ。クラブに関わる全員が問題解決に向け、必死に仕事をしている。幸いなことに私はメディアと十分に距離を取れている」
エンリケ監督の後任には、トッテナム・ホットスパーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督や、現役時代にバルセロナで活躍したエヴァートンのロナルド・クーマン監督の名前が挙がっている。
《岩藤健》
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