今シーズンも猛威を振るった中国スーパーリーグの爆買い。欧州から多額の移籍金と年俸でスター選手を集める中国サッカー界だが、こうした手法にルイス・フィーゴ氏は「家を屋根から作っている」と否定的だ。
もっと地道な草の根の活動から始めるべきで、ただ名のある選手を寄せ集めても本当の意味で自国のサッカーが育つことはないと見ている。
「文化が違うんだよ。私も中国にアカデミーを持っているし、自分が何を言っているかよく分かっている。草の根の基盤や課外活動の文化がなく大会もなければ、チームや代表チームを手助けする強い機構を作ることは難しい。短期的なことばかり考えて選手を買うのに大金を使うだけでは十分ではないんだ」
最近は中国スーパーリーグも外国人枠の削減に取り組み、AFCチャンピオンズリーグのレギュレーションに合わせようとしているが、クラブからは選手獲得に影響が出ると反対意見もあった。
《岩藤健》
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