【インタビュー】女優・土屋太鳳、演じる魅力は「心がつながった一瞬」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【インタビュー】女優・土屋太鳳、演じる魅力は「心がつながった一瞬」

オピニオン ボイス
ロッテのアイス「雪見だいふく」のCMキャラクターを務める女優の土屋太鳳さん(2017年2月2日)
  • ロッテのアイス「雪見だいふく」のCMキャラクターを務める女優の土屋太鳳さん(2017年2月2日)
  • ロッテのアイス「雪見だいふく」の『世界にひとつの「ドリーム雪見」お披露目会』 に土屋太鳳さんが登壇(2017年2月2日)
  • ロッテのアイス「雪見だいふく」の『世界にひとつの「ドリーム雪見」お披露目会』 に土屋太鳳さんが登壇(2017年2月2日)
女優として映画やドラマで活躍する土屋太鳳さん。ロッテ『雪見だいふく』など多くのCMでもおなじみです。2月3日に22歳の誕生日を迎え、演技の他に「英語も勉強したい」と決意を新たにしました。

体育大で舞踊学を専攻し、スキー検定2級も所持するスポーツ好きの土屋さん。始球式の経験や演じることの魅力について話を聞きました。(聞き手はCYCLE編集部・五味渕秀行)

---:土屋さんは『雪見だいふく』のCMキャラクターですが、今シーズンになって雪は見ましたか?

土屋太鳳さん(以下、土屋):見ました!撮影中に!東京で降ったときも見ましたし、今岡山で撮影しているんですけど、そこでも雪が降って。そのときはちょっとみぞれっぽかったのですが。

雪が多い地域は大変かもしれないですけど、私はあまり雪が多い地域に行ったことがないので、やっぱり(雪が)好きだなぁって思います。

---:特技のひとつにスキーを挙げていますね。今シーズンになってスキーはされましたか?

土屋:行けてないですね…。去年『カッコウの卵は誰のもの』という作品で3カ月ぐらい白馬にいたのですけど、ちょうど(スキー検定)1級を取りたいと思っていたので、今シーズンどこかで行けたらいいなと思っています。

---:毎年数回はスキーに行けてますか?

土屋:行けてないです…。だから体が覚えているうちに行けたらいいなって。

---:冬のスポーツは箱根駅伝やアメリカンフットボールのライスボウルを観戦したそうですが、それはテレビ観戦ですか?

土屋:ライスボウルはスタジアムです。アメリカンフットボールはハーフタイムに豪華なエンターテインメントがあり、チアガールが出てきたりもします。それも素敵だなと思いますし、ラグビーだったりバスケ、野球の要素も入っているので、奥が深いなあと。

まだまだルールはわかっていないのですが、少しずつ学べたらいいなと思います。

---:観るようになったきっかけは何ですか?

土屋:姉です。姉がチアをやっているので、パフォーマンスしている姿を見に行っていました。2年ほど前からで、決勝を観たのは今年が初めてです。

誕生日前日の2月2日、ロッテ「雪見だいふく」のイベントで祝福された土屋太鳳さん

---:ロッテの『ドリーム雪見キャンペーン』のランキング中間発表は「夢の雪見タワー」が1位でした。土屋さんは「雪見ピンチョスで世界一周」を選ばれましたが、最終的なランキングはどうなると予想されますか?

土屋:タワーも見た目が華やかで上がっていく感じが素敵ですが、雪見ピンチョスは世界と地図という組み合わせがすごい好きです。いろんな人に出会うことや地域の人、文化と触れ合うことが人間性を広げるというか、もっともっと豊かになれると思います。自分の心を広げていきたいなって思って、雪見ピンチョスも上がって欲しいですね。

---:好きな国にフランスを挙げていますね。一度行かれたそうですが、パリですか?

土屋:パリやストラスブールへ行きました。連続テレビ小説の『まれ』でもパティシエ役で、フランスのお菓子や言葉だったり、『ジュテーム・モワ・ノン・ブリュ』という歌をテーマにケーキを作っていたので、そういうつながりみたいなものを大切にして、何かにつながって行けばいいなと思っています。

---:フランスと箱根駅伝が好きなら、ツール・ド・フランスというフランスを一周する自転車競技はご存知ですか?

土屋:あ、聞いたことあります!大人数で走るんですよね?

---:そうです、200人ぐらいで走ります。フランスと箱根駅伝が好きなら、観たらきっとハマりますよ。3週間でフランスを一周して、パリにゴールします。

土屋:達成感ありそうですね!すごい!

---:機会があったらぜひ観てみてください。さて、スポーツと言えば土屋さんはプロ野球の始球式にも立たれたことがありますね。野球場のマウンドに立つときと演技のときで、緊張感に違いはありますか?

土屋:違い…。準備をしないと足が震えるのは違いじゃなくて共通することで、どの舞台もそうなんですけど、舞台に立つことはすごく覚悟がいることだなと思っています。

それまでにいかにそこまで努力をして、ちゃんと自分を信じる状態で立てるかというのが勝負。だからマウンドに立っている選手の方々は相当なプレッシャーと緊張、覚悟があって立っていらっしゃるんだなって始球式で実感します。

---:今年もマウンドに立てたらいいですね。

土屋:そうですね。挑戦できたらと思います。

---:今年の予定だった大学の卒業は延ばすことになりましたが、舞踊学専攻の同期の方々との卒業公演に出演できましたね。いかがでしたか?

土屋:すごく素敵な時間でした。衣装から曲から照明から、振りも構成も(学生たちが)全部作るので、絆が中途半端ではないんです。もちろんケンカしたりもしますし、でもそのぶんお互い突っ込みあったり爆笑したり。そういう仲間たちと大きな舞台で最後を締めくくれ、一緒にいれたこと自体が本当に幸せでした。


---:土屋さんにとって、演じることの魅力は何ですか?

土屋:演じることはすごく難しい感覚の方が多いです。やればやるほど、水に『の』を書いても『の』がすぐに消えちゃうように、そういう感覚で考えても考えても違うんじゃないかとか思ってしまいます。

でも観てくださる方々や作品で一緒に生きている方々と心がつながった一瞬があると、本当に生きてて良かったなって思います。その一瞬が魅力かな。そこで伝わるのかなと思うので、たまたまある奇跡を作るのではなくて、しっかり考えて練習した上で、奇跡を場面場面で起こせて行けたらいいなと思います。

●土屋太鳳(つちや たお)
1995年2月3日、東京都出身。2008年映画「トウキョウノソナタ」でデビュー。以降、映画やドラマなどで活躍。2015年3月から放送されたNHK連続テレビ小説『まれ』でヒロイン津村希役を演じる。2015年12月公開の映画『orange-オレンジ-』で第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2017年は映画『PとJK』『トリガール!』『兄に愛されすぎて困ってます』『8年越しの花嫁』の公開が予定されている。

《五味渕秀行》

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