試合は第2ラウンドにバルガスの左ジャブを外すと、得意の左ストレートでダウンを奪う。この攻防からバルガスは左のリードブローを出しづらくなり、互いにカウンターを狙う応酬のなかでパッキャオがポイントを稼いでいった。
第2ラウンドのダウンについてバルガスは、「驚きましたけど、あれで目が覚めました。ダメージはなかったです。ああいう風に倒れてしまうこともある」とコメント。フラッシュダウンで試合への影響はなかったと話している。
判定では114-113がひとり、残るふたりは118-109の大差だった。

マニー・パッキャオが世界タイトル奪取
(c) Getty Images
復帰戦で世界タイトルを奪取したパッキャオにファンからは、「パッキャオ圧勝!!!!世界最強の上院議員誕生!!!! 」「パッキャオすごいな~数カ月とはいえ引退してた選手とは思えない」「パッキャオ強かったけど、やっぱり安全運転に徹した部分があったかな」「脱帽のパフォーマンス」「パッキャオは負けない試合をしていた印象。バルガスはよく頑張っていたが凌ぐので精一杯で決定打がなかった」「無駄打ちも減らしてヒット率が高いコンパクトパンチャー、てのがマルケス戦以降のパッキャオのスタイル」「全盛期から7年くらい経ってるし国会議員と二足の草鞋なのに並の王者には余裕で勝っちゃうパッキャオはやっぱ突然変異ですね」などの声が寄せられている。