両チーム五回までスコアボードに0を並べ続けた試合だが、押しているのはブルージェイズだった。初回から2本のヒットで1死二、三塁のチャンスを作り出す。しかし、この場面で点が入らないと、以後もブルージェイズは走者を出すも点が奪えない展開が続く。
粘りの投球を続けるコーリー・クルーバーに応えたいインディアンス打線は六回、走者ひとり置いてフランシスコ・リンドーアが先制の2ラン。ここまで抑えられてきたマルコ・エストラーダのチェンジアップを完璧にとらえた。
リードを奪ったインディアンスは七回途中からアンドリュー・ミラーが登板、5つのアウトすべてを三振で奪う圧巻の投球で強力ブルージェイズ打線をシャットアウト。最後はコディ・アレンが3人で抑えて試合を締めくくった。
Kluber. Lindor. Miller. Allen.
— Cleveland Indians (@Indians) 2016年10月15日
Ballgame. We lead the ALCS, 1-0.#RallyTogether pic.twitter.com/Nsgp37yvfB
まずはインディアンスが先勝したリーグ優勝決定シリーズにファンは、「ミラーの存在がでかい」「派手さはないがキッチリした野球をしてくる」「トロントは序盤に1点でも取っておけば違った流れになったろう。クルーバーがよく投げた」などの声を寄せている。
同地区に日本人選手所属の球団がないため、日本では注目度が低かったインディアンス。だが強力なリリーフ陣を筆頭に、穴のないチームで完成度は高い。今年はNBA(米国プロバスケットボール)でクリーブランド・キャバリアーズが優勝した。インディアンスも優勝して、2016年をクリーブランドの年にできるか。