もちろん僕も多分に漏れず、この場所の存在を知らなかった。だが旅中に会った、クスコから来た人たちが口々にこの場所をオススメしていたので、思いつきで訪れてみることに。
これまでは標高5100mとされるこの場所に向かうには6日ほど要していたが、それが日帰りで向かえる旅程に変更されてから観光客が集まってきた背景もあるようだ。
「Vinicunca」として知られるレインボーマウンテンを見るべく、地元の人々から神聖な山と崇められている「Ausangate」を眺めながらトレッキング。下りも意外と辛いんだこれが…。
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さまざまなミネラル層が山を虹色にペインティングしているレインボーマウンテンの姿が飛び込んできた時は圧倒された。もちろん、ここにたどり着くまでの景色もそれは素晴らしく、飽きることがない。
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リャマやアルパカの群れ、この地に生きる人々との触れ合い…。こんな場所にも人が住めるのかと驚いた。馬引きとしてお金をもらい活動している人が多かったが、観光客がこの地に訪れるまでは、完全な自給自足だったのだろうか。
ある種この場所が観光地化され、貨幣経済が促進されることで、彼らの生活はどう変わっていくのか…。
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旅人の中には、「マチュピチュよりもレインボーマウンテンに行ったほうがいい」と話す人もいた。クスコを訪れることがあったら、ぜひともこの山に登ってみてほしい。標高も高く、登る距離も長いためかなりハードだが、登る価値はある。疲れたら馬に乗ることも可能だ。
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気温差が激しいため、脱ぎ着できる格好を。2016年10月時点で、行き帰りの送迎、チケット、朝食、昼食付きで90ソル(1ソルは日本円にしておよそ30円)。