「日本は非常に古い文化を持っていると思うが、国としてはすごく若い。自分が小さい時、すべてのものがメイド・イン・ジャパンで、日本からはいろんなものが生まれている。すべてが変わったのは『鉄腕アトム』を観た時でした。それまではスーパーマンやバットマンとか、それは大人ですよね。ところがアトムは少年です。しかも両親がいない。私の父は、私が子どもの頃にいなくなりましたから、共感を覚えました。だから日本が大好きです」

KISSのジーン・シモンズ氏
日本語で「サイコーです!」と声をあげるシモンズ氏。『鉄腕アトム』も大ファンで、10月13日から東京・ラフォーレ原宿ミュージアムで始まった『KISS EXPO TOKYO 2016 ~地獄の博覧会~』では、アトムとのコラボレーション絵画も展示される。

KISSメイクのアトム(左)が駆けつけた
KISS EXPOには約100点のKISSアイテムが集められた。日本からのオファーをとても喜んだシモンズ氏は、「ここに展示されているものはほとんどが自分の私物、コレクションから持ってきました」と話す。
1973年に結成されたKISS。シモンズ氏は感慨深い表情で、「自分にとって43年の音楽の旅路はアッと言う間で、昨日のことのように感じられる。その昨日のような43年のすべてがここにあります」と話す。

壇上から下りてリラックスして話すシモンズ氏
その一方で司会者に「ひとつ思い出深い品を選ぶとしたら?」と質問されると、「あえて言うなら、このオレかな(笑)」と会場を爆笑させた。
音楽については、「音楽の無い世界は魂が無い人間のようなもの。音楽が無かったら水がないように魂が干からびてしまう。マジックを体験できる、不思議の国のアリスのよう経験ができるのが音楽なんです」と語った。
#KISS のジーン・シモンズさん(@genesimmons )が来日!今日から#ラフォーレミュージアム原宿 でKISS EXPOが開催です。 pic.twitter.com/T9SyBufyfr
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年10月13日
【開催報告!】
— KISS EXPO~地獄の博覧会~公式 (@kiss_expo2016) 2016年10月13日
「KISS EXPO TOKYO 2016 ~地獄の博覧会~」が、
いよいよ本日、10月13日(木)より開幕しました!!
初日に際して、ジーン・シモンズが会場に降臨!!
原宿の温度が、急激に上がりました。 pic.twitter.com/zPeVv9lq8g