「私事ですが今季限りで引退する決意を致しました。長きに渡り多大な応援をして頂き感謝の気持ちでいっぱいです。」とファンへ報告する鈴木。
1996年のドラフト会議で鈴木は、巨人から4位指名を受けて入団。「こんなに長く巨人でプレーさせて頂き、とても幸せな野球人生でした。」と巨人一筋の20年間のプロ人生を振り返る。
「いつ出るかわからない私にコールされた時の大歓声は私にとって勝負を引き寄せる大きな力になったのは間違いありません。時には重たく感じる(笑)事もありましたが期待感を感じながらプレーさせてもらえたのは野球選手冥利につきます。数秒で決まる世界の中で幸せな時間を皆さんと共有できたこと嬉しく思います。」とファンへ感謝の気持ちを伝えた。
引退後については、「自分らしく楽しみを見つけながら、皆様に何か恩返しもさせて頂ければと思っています。」と鈴木は、「未知なる第二の人生」に期待を膨らませている。
ファンからは、「寂しいですが長い間お疲れ様でした！」「涙が止まりません」「尚広さんの走る姿に勇気をもらいました！」「代走、鈴木尚広がコールされた時、ワクワクしながら観戦してました！」「もっとプレーが見たかったです！」「足でこれだけファンを魅せつづけた選手は尚広さんだけです！」「記憶に残る名選手でした！」「ぜひコーチとして戻ってきて下さい！」「第二の人生も応援しています！」などの声が寄せられていた。
また、巨人でチームメイトだったボストン・レッドソックスの上原浩治は、「尚広…… 早過ぎるやろ」と鈴木の引退を惜しむコメントをツイッターに投稿している。
鈴木は、「本当は静かに幕を引くつもりでしたが球団に伝えたところ急遽今日引退会見することになりました。」と10月13日に会見を開くという。
走塁のスペシャリストと言われるベテランが現役生活に幕を下ろす決断をした。2005年から12年連続で2桁盗塁をマークし、積み重ねた通算228盗塁。ラストシーズンとなった今季まで1軍で試合終盤の代走の切り札としてチームに欠かせない存在を示していた。終盤には、盗塁成功率で200盗塁以上を達成した選手では歴代トップとなる８割２分９厘を記録した。
尚広…… 早過ぎるやろ T^T
— KOJI UEHARA (@TeamUehara) 2016年10月13日
