最寄り駅から5分ほど歩いた中心地には、旅行会社がずらりと並ぶ。周辺には少し値の張るレストランも密集。もはや、ウユニ塩湖なくしてウユニの町は栄えることはないと言ってもいいくらいだ。
ウユニ塩湖 - Spherical Image - RICOH THETA
アジア人は雨季、欧米人は乾季に訪れると聞いたことがあった。というのも、多くの日本人がウユニ塩湖といって思い浮かべる湖面の「鏡張り」は雨季によく見られる現象だからだ。
この鏡張りに、欧米人はあまり関心を示すことがないらしい(一緒のツアーに参加した欧米人たちは鏡張りに大興奮だったが…)。
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僕がウユニ塩湖を訪れたのは10月。乾季と雨季の合間で、ちょうど到着する数日前に雨が降ったらしく、乾季と雨季のいいとこ取りができた。もちろん鏡張りだけを楽しみたいなら雨季に行くべきだが、ウユニ塩湖の味わい方はそれだけではない。
一泊二日など泊まりで行くツアーもあるが、ウユニ塩湖で一般的なのは日帰りツアー。朝から晩までさまざまなウユニ塩湖の姿を味わうことができる。
気になる値段は意外と安く、値切った結果170ボリビアーノ(Bs)だった(2016年10月時点、1Bsは約15円)。日帰りツアーの値段は参加人数に関係なく固定で、日の出を見るサンライズツアー、日没のサンセットツアーは参加人数によって値段が変動するので注意。
複数のツアーに参加した人に尋ねてみると、少し割高だが鏡張りが見たいのならばツアー会社は「Hodaka Mountain Expedition」がオススメだという。鏡張りを好むアジア人の利用が多く、長靴もセットだ。
他のツアー会社だと鏡張りが小さかったり、そもそも鏡張りの場所に連れていってくれない会社もあるようだ。
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日帰りツアーは10時30分にスタート。まずは列車の墓場を20~30分ほど見学。かつてウユニからチリに塩や銀などを運んだ蒸気機関車などが放置されている。哀愁漂う…。
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次は村でトイレ休憩やお買い物。この先もトイレ休憩する場所はあるが、塩湖で用を足すことは許されていないので、こまめにしておこう。
ちなみに、多くのツアーで昼食を食べる場所となっているであろう「塩のホテル」ではトイレ利用が5Bsもするので、私と同じような貧乏バックパッカーは注意だ。ちなみに他の場所では1Bs~2Bsほど。
塩分濃度の濃い塩水が湧水のようにポコポコ音を立てる「塩の目」では、トリックアートを撮影できる。高低差がほとんどないウユニ塩湖では、トリックアートが撮影し放題だ。小物を持っていくといいかもしれない。
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塩のホテルで昼食を食べたあとはインカ・ワシ島へ。島はサンゴ礁の化石からできている。島全体にサボテンが生えていてどことなく異様。
ここでは唯一ツアー代金とは別に30Bsのチケット代がかかるが、トイレ代金も含まれているので利用するといい。
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そして最後は日が沈むさまを楽しむ。大満足のツアーだった。
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翌日は朝3時半からの星空&サンライズツアーに参加。満点の星。流れ星が次々と降り注ぎ、その姿が塩湖に映る。幻想的すぎた…。
何かひとつだけツアーに参加するなら「サンライズツアー」と言われる理由が分かった。
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ただ、異常に寒いので防寒対策だけはしっかりと。
ウユニ塩湖 - Spherical Image - RICOH THETA