問題は英紙『Telegraph』の記者が身分を偽ってアラダイス氏に接触したことから発覚した。この記者との会談中にアラダイス氏は、選手の第三者保有(投資ファンドなどクラブ以外の存在が選手の保有権を持つこと)について、「抜け道はある」と発言。さらに金銭と引き替えに方法を指南する契約まで結んでいた。
この件についてイングランドサッカー協会幹部は、「ナショナルチームを監督していたし、運営組織に雇われ国を代表していた。監督には高い水準の発言が求められるが、彼はほかの人やサッカー界について適切でない発言をした」とコメント。記者との会談中には、ロイ・ホジソン前監督や英国王室への批判めいた発言もあったという。
「彼は自分が愚かだったと認め退任に合意した。解任するか考慮するにも至らず簡単に話は進み、彼は否定しなかった。自分が何をしたか考えその責任を感じており、冷静に話し合えた」
The FA can confirm that Sam Allardyce has left his position as @England manager. Full statement: https://t.co/oFu7dMn8CH
— The FA (@FA) 2016年9月27日