心労による体調不良のため8月26日からチームを離れていた鹿島アントラーズの石井正忠監督が30日、練習に復帰して今後も指揮を執り続けることが決まった。一部で言われていた金崎夢生の造反が原因という噂は否定している。
鹿島は今季のJリーグ1stステージを制したが、2ndステージは9位と大きく出遅れている。このことでチーム内に不協和音が生じ、「試合中に選手同士で言い合いが生じたり、勝ってもロッカールームの雰囲気が良くなかったりとチームの一体感が薄れていた」と石井監督。責任を強く感じ、心が乱されていったと休養に至るまでの経緯を説明した。
20日の湘南ベルマーレ戦では途中交代を命じた金崎に怒声を浴びせられ口論となった。日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督も問題視した金崎の行動だが、石井監督は「ここで一つだけ明確にしておきたいことは、夢生との一件が原因ではないということです。湘南ベルマーレ戦でのことについては、夢生と真摯に向き合って話し合い、解決していました。また、クラブ内でも厳重注意という形で終了していたので、周囲で騒がれていたような影響は全くありませんでした。今回の件を説明するにあたり、このことは皆さんに知って欲しいと思います」と理解を求めた。
ファンからは石井監督の復帰を喜ぶ、「石井監督、戻ってきてくださって嬉しいです。もやもやしていた気持ちに応えてくれる誠実なコメント、涙が出ました」「また石井監督のベンチで指揮をとる姿が見れると思うと今からワクワクしてしまいます！でも、どうかどうかムリだけはせず気持ちの捌け口を確保しておいて下さいね」「石井監督復帰嬉しいです！自身もアントラーズについて考える時間を頂きました。私は選手も石井監督も鹿島スタジアムもとても好きです」「石井監督と一緒に優勝したいです」などの声が寄せられている。
《岩藤健》
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