【リオ2016】リオ五輪は「観戦者にとって最高の五輪だった」…リオ五輪を観戦してみて後悔している一つのこと | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【リオ2016】リオ五輪は「観戦者にとって最高の五輪だった」…リオ五輪を観戦してみて後悔している一つのこと

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リオデジャネイロ五輪が開幕。会場には多くの観客が訪れている(2016年8月6日)
  • リオデジャネイロ五輪が開幕。会場には多くの観客が訪れている(2016年8月6日)
  • リオデジャネイロ五輪の開会式当日の様子(2016年8月5日)
リオオリンピック。編集部からは2人が地球の裏側へ飛んだ。これはネットメディア単体としてはかなりの挑戦と言えた。

治安をはじめとした様々な問題が懸念されていた。 実際に選手村ではシャワーが流れなかったり、トイレが壊れたり、盗難事件は日々起こっていたし、プールの色が変色したり…。確かに問題は日々噴出したが、現地に滞在していた身からするとこの程度だったらたいしたことなかったな、というのが率直な感想だ。

完全に油断していたのでこちらが悪いのだが、ちなみに私も財布を盗まれた…。笑

そういった問題を差し引いても、今回のオリンピックはかなり盛り上がったといえるのではないだろうか。日本人にとっては特にだ。

日本人選手の活躍は勿論あった。今回のリオでは過去最多のメダルを獲得。偏った競技でなく、万遍なく幅広い競技でメダルを手に入れた。メダルだけではなく、開会式も素晴らしかったし、閉会式の中で行われた、阿部マリオを含め、アニメ文化を打ち出した日本五輪へのプレゼンテーションは世界中の人々に東京五輪のコンテンツを期待させた。

同じ宿に泊まっていた世界各国の人にも「日本のプレゼンテーションは素晴らしかった」と何度も話しかけられた。私は何もしていないのだけれど少し誇らしい気分になった。

途中からリオ五輪を一般客として観戦する中で、様々な日本人観戦者に出会った。ともに日本国旗を振って日本代表を応援した仲間たちだ。 北京、ロンドン、リオ、と継続して観戦しに来ている人も多数いた。彼らは口々に「今回は観戦者にとって最高の五輪だった」「今回観戦に来れて本当にラッキーだった」と私に告げた。

一体、何が観戦者にとって今大会は魅力的だったのだろうか。観戦者の目から大会を捉えることも、次回の開催を考えていく上で有意義な点もあるだろう。今大会私が観戦してみて、後悔したことも含めて書いていく。

●なにが観戦者にとって魅力的だったのか

一体、何が魅力的だったのか。ずばり、「チケットの手に入りやすさ」が挙げられる。 日本人観戦者は、ほとんどの試合において、日本人選手の出場が確定したタイミングでチケットを買うことができた。私は売り切れてしまう前に「勝ち上がれば日本人選手が出場する」試合のチケットを複数購入していた。結局、日本人選手の出場がならなかった試合を観戦することもあった。無駄とは言わないが、もう少し効率よく試合を観戦できたなぁとかなり後悔している。

途中で「前日や、当日でチケット普通に買えるじゃん」と気づいた私は、日本人選手の出場が確定した試合だけを、少し早めに会場に行き、当日券を購入し観戦することにした。 「北京やロンドン、おそらく東京でもこれだけ自由に試合を観れるなんてありえない」 と各大会を観戦してきたベテラン応援者は語った。運営側からすると悩みの種だったチケット問題は、観戦者からすると嬉しい事象だった。

勿論、人気の試合は売り切れてしまい、当日券が買えないこともある。途中から、前日や、当日でもチケットが買えることに多くの人が気づいたのか、売り切れることが増えたように感じた。

しかし、その場合もチケット売り場周辺にはダフ屋がいたり、いらなくなったチケットを個人間で売買するスペースがある。 ダンボールに「I NEED TICKET」と掲げながら歩いている人もしばし見かけた。チケットの不正転売に関わったIOCの現職理事が逮捕された例や、違法に転売し、実際に捕まった人もいるというが…。




色々まわって冷やかしてみたのだが、基本的には定価か、それよりも安い値で購入できそうだった。ただ、中には明らかに偽物らしきチケットもあったので、注意は必要だ…。 五輪スタッフもこのスペースは黙認していたので、法律云々は置いておいて、「定価より低く譲られるなら目を瞑る」というのが実情だったようだ。

また、試合会場によってチェックの質が異なるのも印象的だった。水の持ち込みが可能な会場や、全て捨てられる会場もある。自撮り棒は総じて厳しい印象だった。会場のゴミ箱には数多くの自撮り棒が捨てられていた。

席も同じくだ。チケットの席を確認する人が存在しない会場も多く、空席も複数あったので正直空いている席に移動して座っても問題なさそうなレベルであった。実際に、日本人応援客は自然と固まっていたように感じた。

値段も他の大会に比べて安価であった。最も安いチケットは1200円ほど。陸上の決勝などは20000円ほどしたが、日本代表が銅メダルを獲得した卓球女子の3位決定戦のチケットは2000円程度で入場することができた。現地では卓球があまり人気を博していないからだろうか。卓球会場は狭く、驚く程近い距離で応援できた。日本人にとってはかなり「コスパ」のいい試合になったように思えた。

柔軟に観戦を愉しむことができた今回のリオ五輪。観戦者にとって、地球の裏側まではるばる向かった意味は確かにあった。東京五輪は、いったいどういった大会になるのか、いまから楽しみだ。
《編集部》

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