リオデジャネイロ五輪で112年ぶりに復活したゴルフ競技。4日間のラウンドで男子は2013年の全米オープン覇者、ジャスティン・ローズ（英国）が優勝した。
開幕前は相次ぐトップ選手の出場辞退などで心配されたが、終わってみれば素晴らしい大会だったとローズは振り返る。欠場したロリー・マキロイからも祝福を受けたと明かしたローズに、「マキロイはどうやって結果を知ったんですか？」との質問が飛んだ。大会前にマキロイが、「ゴルフ競技は観るか分からない」と発言していたことを意識しての質問だ。
●「ゴルフは観るか分からない」男子ゴルフのマキロイ、リオオリンピックは『主要な競技』を観戦
「もちろん彼は観ていたよ！彼はすごく祝福してくれた。ゴルフの五輪スポーツとしての成功を強く望んでいると強調していた。彼には彼の意見があって、それはごく個人的なものだ。だが基本的には彼も五輪でのゴルフの成功を強く支持している」
マキロイ以外の欠場したゴルファーたちも、今大会の成功を認識したと思うと話すローズ。高額の賞金が出るPGAツアーとは違う、オリンピックの意義を語った。
「彼らも全員が素晴らしい競技相手でハングリーな競争心を持っている。自宅でほかの選手の栄光を見ているのは良い気分ではないはずだ。彼らもこういう経験を望んでいるが4年間待たなければならない。だからこそ五輪は特別なものだ。毎週やってくるわけじゃない」
《岩藤健》
