難病から復帰のオリックス・安達了一、初の月間MVP | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

難病から復帰のオリックス・安達了一、初の月間MVP

スポーツ 選手
野球 イメージ(c)Getty Images
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NPB(日本野球機構)は8月5日、7月度の『日本生命月間MVP賞』の受賞者を発表した。セ・リーグは投手部門が田口麗斗(巨人)、打者部門は筒香嘉智(DeNA)。パ・リーグは投手部門が有原航平(日本ハム)、打者部門は安達了一(オリックス)だった。


田口は7月に3勝を挙げ、防御率1.14はリーグトップ。7月に月間14勝7敗と大きく勝ち越したチームを引っ張った。会見で田口は、「野手の方に感謝していますし、6月に負け続けていたときに使い続けてくれた監督に感謝しています」と喜びを語った。

7月の筒香は16本塁打、31打点を挙げる活躍でプロ野球史上初となる3試合連続2本塁打も達成した。サヨナラ本塁打など印象に残る活躍があった筒香。2度目の月間MVP受賞に、「月間MVPを獲ることができて嬉しく思います」と笑顔でコメント。「こうして個人の成績を評価いただきましたが、チームが勝てたことが一番よかったことです。自分の記録などは追いかけず気にしていません」と話すが、「やっぱりホームランは観にきていただいているファンのみなさんにも喜んでもらえるもの」と打つことがファンサービスになるという考えも見せた。

有原航平は4試合に登板して防御率1.47、3勝1敗、21奪三振の活躍で初受賞した。5月度のブランドン・レアード、6月度の大谷翔平に続いて日本ハムから3ヶ月連続で月間MVPが出た。初受賞の感想を聞かれた有原は、「最後の試合で打たれことが悔しいですが、受賞できてとてもうれしいです」とコメント。7月29日のソフトバンク戦で5失点したことが悔やまれる。チームから3ヶ月連続で受賞者が出ていることには、「チーム状態が非常にいいということ。これからもっと獲れるように頑張ります」と答えている。

1月に厚生労働省が難病に指定する『潰瘍性大腸炎』を患い、いまも体調と相談しながら出場している安達。「一時は野球ができるかどうかも分かりませんでした」と今季を振り返り、「いろいろな方に支えられて野球ができているんだと改めて感謝しています。もっとプレーで応えていきたいと思います」と今後の恩返しも誓った。

ファンからは7月度の月間MVP発表に、「安達きたぁ!」「7月度はフレッシュなメンバーですね」「田口!活躍しましたね!」「新井さんは残念。筒香が良すぎた」などの声が寄せられている。
《岩藤健》

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