【GARMIN fenix 3J Titanium 海外インプレ後編】ビジネスチャンス?観光&GPSウォッチ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【GARMIN fenix 3J Titanium 海外インプレ後編】ビジネスチャンス?観光&GPSウォッチ

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オランダの風車が見える景色の中でも独特の存在感を見せるfenix 3J Titanium
  • オランダの風車が見える景色の中でも独特の存在感を見せるfenix 3J Titanium
  • Connect IQストアからウォッチフェイスを無料で入手して衣替え
  • ヌエネン村でゴッホが住んでいた部屋から裏の小池に向かう小径
  • ゴッホが描いたヌエネン村の教会は町の中心部にある
  • ここも名画のワンシーン。距離2.27kmを31分38秒で走ってきた
  • ヌエネンの水車小屋はゴッホが描いた当時のままの姿をとどめる
  • クレラー・ミュラー美術館。ライフログ機能で歩数をチェック【許可を得て撮影】
  • ランやウォークのときは歩数をチェック。この日の目標まであとわずかだ
マルチスポーツトレーニング用GPSウォッチのfenix(フェニックス)シリーズの人気モデル、「fenix 3J Titanium」を駆使して、オランダでゴッホが名画を描いた場所を自転車で巡ってみた。約3万kmにおよぶ自転車道路が整備されたこの国で、最新ガジェットは想定以上の威力を発揮するのである。


◆オランダ、ゴッホの軌跡をたどる

家電メーカー、フィリップスの創業地であるアイントホーフェンから10kmほど離れたところにヌエネンという村がある。画家のフィンセント・ファンゴッホが30歳となる1883年から1885年まで家族とともに暮らしたところで、名画の多くがこの村で描かれたという。

今回の目的は、ヌエネンのレンタルサイクルショップで自転車を借りて、名画を実際に描いた場所を次々と訪問していくというものだ。すでに130年以上の歳月が流れたが、ゴッホの題材となった旧教会や並木道など現存するものも多く、その場所には案内看板が設置されている。「じゃがいもを食べる人々」のオブジェや残存する「水車小屋」があり、サイクリングコースや林道を通って点在する名画の原点を訪れることができるのである。

翌日は「ゴッホの森」とも呼ばれるオランダ最大の森林地帯へ。ゴッホの名画をコレクションする実業家夫人が開設したクレラー・ミュラー美術館がある。道路をはさんで建物の反対側には無料のレンタルサイクルがあるので、訪問者はだれでも広大な公園内を散策できる。そして最後は市民が日常の交通手段として自転車を愛用するアムステルダムへ。ホテルカーサ400でレンタルサイクルを借りて周囲を散策してみた。すべてfenix 3J Titaniumでサイクリングルートを記録。高低表も自動記録され、だれにも負けない自転車コースガイドになった。


◆文句のない性能、運動にも思い出にも

最近のデジタルカメラは静止画でも動画でもその中にGPSで取得したデータを埋め込むことができるので、地図と画像を連動させて再生するソフトも実現した。さらには自転車を固定して室内で乗るサイクルトレーナーの中には、世界のどこかでだれかが動画撮影しながら実際に走ったコースをモニター再生させるとともに、コースの勾配に応じてペダリングの負荷を可変させるシステムも登場している。海外の人気コースを自宅にいながらバーチャルで体験できる時代になったわけだ。

そのベースとなるコースのデータ収集が、手首につけた重量80g程度のGPSウォッチでできるのだからあなどれない。fenix 3J Titaniumはランやサイクリングのみならず山岳やマリンスポーツにも使えるマルチアイテムだし、魅力的なチタニウムボディとサファイアガラスを組み合わせた外観はビジネスシーンにもマッチする。搭載された機能の多くはもてあますほどなので、それぞれのライフスタイルの中で活用できる部分だけを起動させて楽しいアクティブライフを満喫するというのが賢いかなと思う。

今回はオランダ・ベルギーフランダース政府観光局のアテンドで現地のサイクリング事情を視察し、旅のお供としたfenix 3J Titaniumなのだが、結論から言うとできなかったことはなにもない。最大のメリットは足跡が残せること。スポーツユースでなくてもいいと思う。トラベル業界としてもGPSウォッチを利用した新たな観光スタイルはビジネスチャンスにもなるのでは。
《山口和幸@レスポンス》

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