ボルシア・ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督が7月12日、新シーズンに向けた会見のなかで相次ぐ主力流出に言及した。ドルトムントは主将のマッツ・フンメルスが移籍したほか、イルカイ・ギュンドアン、ヘンリク・ムヒタリアンもチームを離れている。
フンメルスがバイエルン・ミュンヘンに移籍したのを皮切りに、ギュンドアンがイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ、ムヒタリアンもマンチェスター・ユナイテッドへ去った。
3人の選択をトゥヘル監督は、「彼らには彼らの人生がある。それぞれの考えがあり、常に最善の道でベストを求める」と尊重した。
一方でチームに戻ってくる選手もいる。昨季はセリエAのフィオレンティーナに期限付き移籍していた、ヤクブ・ブワシュチコフスキがレンタル期間を終え復帰する。
「クバは昨季フィオレンティーナで浮き沈みを経験し、EUROでは素晴らしいプレーを見せた。彼は再び我々のもとに帰ってくるだろう」
ケガもあってドルトムントでは出場機会が減っていたブワシュチコフスキ。ポーランド代表として出場する欧州選手権(EURO)を前に、試合に出られる環境を求めて期限付き移籍を決断した。
そのEUROでは2ゴール、1アシストの活躍で母国を初のベスト8に導いた。その功績とプレーが認められ、再びドルトムントでプレーする機会がめぐってきた。
《岩藤健》
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