年間グランドスラムを狙った1位のノバク・ジョコビッチが、3回戦で41位のサム・クエリーに敗れる大波乱もあった今大会。多くの選手が色めき立つなかで勝ち上がるべき人が勝ち上がってきた。
マレーは今大会4回戦まで1セットも落とすことなく勝利し、準々決勝ではジョー=ウィルフォード・ツォンガとのフルセットを制した。接戦が予想されたベルディハとの準決勝も、安定したプレーで危なげなくものにしている。
この試合にテニスファンからは、「優勝するには最高の条件が整ったし取りこぼさないでほしい」「マレーが実力通り勝ち上がってきたね」「マレーの実力でグランドスラム2勝はあり得ない。地元で報われてほしい」などの声が寄せられている。
決勝の相手はロジャー・フェデラーを倒したミロシュ・ラオニッチ。故障明けのフェデラーが完調ではなかった部分もあるが、それ以上にラオニッチの調子が良い。得意のサーブはもちろん、ジョン・マッケンロー氏をコーチにつけたことでサーブ&ボレーのタイミングが良くなっている。フェデラー戦ではバックハンドスライスのダウンザラインで客席を沸かせるなど、ストロークも成長した。
ビッグサーバーの実力が遺憾なく発揮されるグラスコートでもあり、「そろそろラオニッチがいくんじゃないか?」「ここまでの戦いぶりを見るとラオニッチにも勝機はある。だがマレーは母国だからな」「3年ぶり2度目の優勝を目指すマレーと、カナダ人初のグランドスラム決勝に進んだラオニッチ。どちらが勝っても盛り上がるのは間違いない」と熱戦に期待の声が寄せられている。
Cue Murray Mania...
— Wimbledon (@Wimbledon) 2016年7月8日
Andy Murray is back in the #Wimbledon final after easing past Tomas Berdych 6-3, 6-3, 6-3 pic.twitter.com/4gdIsRS06W
History maker.
— Wimbledon (@Wimbledon) 2016年7月8日
Milos Raonic is the 1st Canadian man to reach a Grand Slam singles final after edging Roger Federer pic.twitter.com/YsMTVBWp6W