第1セット第1ゲームでベルダスコのサーブを破った錦織。直後の第2ゲームでブレークバックを許すが、すぐに第3ゲームをブレークしてこのセットを奪った。
第2セットはベルダスコもプレーの質を上げてタフな展開になったが、2連続ブレークの相手に対し、錦織は3連続ブレークでセットを連取する。
第3セットに入ると錦織はファーストサーブの確率がやや落ちる。そこを見逃さずベルダスコがブレーク。続く第4セットも奪われ勝負は最終セットまでもつれた。
第5セットも互角の勝負を続ける両者。第5ゲームでブレークに成功した錦織が、その後のサービスゲームをキープし続け逃げ切った。
試合後の錦織はベルダスコ戦について、「とても幸せです。本当にタフな5セットでした。彼は第3セット、第4セット、最終セット最初の2ゲームでも非常に良いプレーをしました。簡単な試合ではありませんでした」と話している。
難敵ベルダスコを退け、今大会最初の試練をクリアーした錦織にファンからは、「サウスポーはやりづらいな。でも、よく頑張った」「相手のベルダスコもフォアが強烈で見応えのある試合だった」「去年までの錦織ならあきらめていたような場面でも食らいついていった」「ドロップショットに慣れてきたと見るやフォアの強打へ切り替え。ベルダスコは巧みだったが、最後は錦織の粘り勝ち」などの声が寄せられている。
錦織は4回戦でリシャール・ガスケと対戦する。ふたりは通算9度目の対戦で、過去の成績は錦織から見て2勝6敗。昨季まで未勝利だった苦手の相手だが、今季クレーコートシーズンでは錦織が連勝している。
"Tough, tough five sets. So it wasn't easy, but very happy to win."
— Roland Garros (@rolandgarros) 2016年5月27日
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