熊本地震でライダーの聖地・通称「ラピュタの道」が崩壊したことを受け、ライダーをはじめとして多くの人々から悲しみの声が挙がっています。
ラピュタの道と言われているのは、阿蘇の外輪山と阿蘇谷を結ぶ、熊本県阿蘇市の市道「狩尾(かりお)幹線」。日頃は地元の住民が、牧野の管理のために利用している道だといいます。以下は崩壊前の写真。
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草に覆われた細長い尾根が突き出し、曲がりくねった道が谷へと下っていきます。カルデラを雲が覆うと、道は雲に浮かぶ島のように映るといいます。そして、その風景が名作アニメ映画「天空の城ラピュタ」に描かれた、空に浮かぶ伝説の島を彷彿とさせるとして、ラピュタの道などと呼ばれ親しまれていました。
熊本地震で崩壊…
しかし、4月16日に発生した地震により各所が崩壊。とても走れる状況ではなくなってしまいました。
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これまで、この道は何度も災害に見舞われながらも、蘇ってきた道だといいます。今回の崩壊を受けて、ライダーたちからはこのような声が寄せられています。
・ラピュタは何度でも蘇るさ。バイク乗りの夢だからだ!
・復旧に何年かかるか分かりませんが、見守るしかありませんね。
・何度か走らせていただいた絶景道路でした。心配していましたが、やはり相当なダメージを受けてしまいましたね。被災地復旧の中では優先度が低いので後回しになるでしょうが、またいつの日か走れる日が来るのを見守りたいです。
ライダーたちから、ラピュタの道がいかに愛されていたのかが分かります。ライダーの憧れの地として、復旧する日を心待ちにしています。
<崩壊後の様子>
<地震前の様子>