「せっかく自分がオーダーして服を作れるのだから、自分がまず着たいものを着ようと思いました。自分の身体に一番似合うものを、と。尾花(大輔)くんの作っている服もそうだと思うんだけど、"まずは自分の身体に合わせる"っていうイメージがあったほうがこだわりが強くなるし、むしろそうではないといいものはできないと思います」
中田氏がプロデュースする「アックス ブラック レーベル」は、オリジナルの黒シャツ8種類を展開する。尾花氏は、「8種類あるが、全部色が違う。この微妙な差は、男の人ならではという気がします。今まで仕事をする中で、何かを黒いシャツだけで作ることはまずなかったので、このアイディアは刺激になった。面白いことができたなと思っている」と製作した感想を明かす。
中田氏が別に手がけている日本酒セラーのデザインを担当した佐藤オオキ氏も、「中田さんと言葉のキャッチボールをしているだけでもクリエイティブ面が刺激されるので、何か自分が提供しているというよりも与えてもらっている感覚」と語っている。
手がけた仕事は異なるが、中田氏と一緒に仕事をした両者の言葉には「刺激」というキーワードが含まれていた。常に高いクオリティ、スピードを求める中田氏との仕事。緊張感が漂っても得られるものもきっと大きいのだろう。
次々と新しい仕事を手がけ、メディア露出も増えてきた中田氏。そんな彼からは少しずつ「元サッカー選手」という肩書きが薄れつつある。サッカー選手引退後に各地を旅し、「第二の人生」をスタートさせた中田氏にこれからも目が離せない。
中田英寿と佐藤オオキ氏の意外な交友関係 https://t.co/i7ahiQdZKW
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年1月15日