ネスレ日本は、7月に開催するゴルフ大会「ネスレインビテーショナル 日本プロゴルフマッチプレー選手権 レクサス杯」で大会ホストを務める片山晋呉のインタビューを公開した。意気込みや、正式種目として112年ぶりに復活するリオデジャネイロオリンピックへの想いを語った。
ネスレマッチプレーレクサス杯は今年で3回目を迎え、優勝賞金が国内ツアー史上最高の1億円に引き上げられた。優勝賞金について片山は、「夢があってとても良い。何より1億って響きがいい」と語った。「自分の関わっている大会がどんどん大きくなっていくことが幸せ」と続ける。
「マッチプレーは、どうなっていくのか展開が読めない面白さがある。やっている方も18ホールの中で気持ちのアップダウンがものすごくあって、精神的な疲れ方がストロークのときとは全然違う」とマッチプレーの醍醐味を話す。
リッキー・ファウラーとのプレーオフを制して、ウェイストマネジメントフェニックスオープンで米ツアー2勝目を挙げた松山英樹を賞賛する。
「マッチプレーの究極がプレーオフ。マッチプレーってやっている方も観ている方も純粋に面白い。毎ホール優勝争いかっていうくらい大事なショットやパットが訪れる。その中で松山選手は日米で4戦4勝。その実績が勝負強さを証明している」
ネスレマッチプレーレクサス杯の選手選考基準に関しては、先輩にきちんと挨拶ができるかどうかという点も重要な要素だと話す。
「今、僕らが試合に出られているのは、先輩選手のみなさんが試合を作ってきてくれたから。今の若い選手にはそういった点に敬意をもつという意識が欠けていると感じることがある」という。「僕がゴルフ界に恩返しをしたいという気持ちを、若い選手も共有してくれたら嬉しい」と若手選手に期待を寄せた。
松山に次いで世界ランキング日本人2位の片山にはオリンピック出場の期待がかかる。「あえて偉そうなことをいうと、僕なんかがオリンピックに行くようではダメなんです」とコメント。
「もっと若い選手に『絶対に出場してやる』という気概をもって取り組んでほしい。僕は若い選手に負けないけど(笑)。112年ぶりにオリンピックに出場する日本人になりたいという気持ちは強くある」
●ネスレマッチプレーレクサス杯第1回優勝、松村道央のコメント
「僕はマッチプレーが大好きなので、1回戦で負けると大きなショックを受けると思う。だから、とにかく決勝まで行って優勝したいですお互いにバーディを取り合うようなプレーをして、お客さんが『観て良かった!』と思える試合にできたら理想的」
●ネスレマッチプレーレクサス杯第2回優勝、武藤俊憲のコメント
「今年は連覇しか見ていない。優勝1億円は嬉しい。昨年の7000万円でも年間獲得賞金よりも上だった。マッチプレーは僕に合っている。18ホールのストロークプレーよりも集中でる」
ネスレマッチプレーレクサス杯は7月29日~7月31日にかけて、北海道の恵庭カントリー倶楽部で開催する。
《美坂柚木》
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