アルピニスト野口健とダイバー篠宮龍三、極限の体験を語る…TOKYO FMで放送 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

アルピニスト野口健とダイバー篠宮龍三、極限の体験を語る…TOKYO FMで放送

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アルピニスト野口健とダイバー篠宮龍三による「野口健 トークセッションin東京」が開催
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TOKYO FMは、アルピニストの野口健氏が地球を舞台に活躍するフロントランナーをゲストに迎えて、地球環境の未来を語り合うイベント「野口健 トークセッションin東京」を2月6日に開催した。

TOKYO FMとJFN(全国FM放送協議会)加盟38局がコスモ石油とともに展開する「コスモ アースコンシャス アクト」の一環として、水深115mの潜水アジア記録を持つプロフリーダイバーの篠宮龍三氏をゲストに迎えて実施された。

イベントでは、標高8848mの世界最高峰エベレストを知る野口氏と、深さ115mの深海を知る篠宮氏という「山」と「海」のスペシャリストが知られざる極限の世界と、ふたりが取り組む地球の未来を守る活動について語り合った。

篠宮氏は水深115mの世界について、「地上の光はまったく届かない。ライト・ブルーからディープ・ブルー、そして太陽が消えるグラン・ブルーの世界になる。目をつぶれば上下左右の感覚が無くなり、ロープが無いとどこにいるかわからなくなる」と語った。

「30mまではキックをしながら潜るが、それ以降は肺が"握りこぶし"ぐらいに圧縮されて、浮力がなくなる」

「潜っている時、何を考えているの?」と野口氏が尋ねると、「終わったら、ビール飲みたいなとか。脳が一番、酸素を使う臓器なので、あまり考えない」と返した。

野口氏は「山にいる時より、家に帰った時のほうが、身の危険を感じる」と会場を笑わせながら、酸素マスクが8500mのところで壊れたというエベレストでの極限の体験を語った。

「高尾山じゃなくて、エベレストで死ねるんだからいいか~と納得してしまいそうな瞬間もあったが、"私、野口健は死にません"と壊れた酸素マスクの中でしゃべり続けた」

死の危険と隣り合わせの登山は、「していいムリと、してはいけないムリがある。その見極めが最大のテーマ」と話す。篠宮氏が「引き返す判断はどうやってしているの?」と尋ねると、「日常生活に未練があった方が引き返せる」と即答した。

山で幸せを感じたことはないという。

「エベレストに登頂した時も、これをまた帰るんだ、と思ったら怖くて泣けた。ベースキャンプに戻ってきて初めて、死なずに済んで幸せだ、と思える。生きて還ることが大事。死を感じないと、生きている、生きたい、ということを感じない」

篠宮氏も途中で耳抜きが出来なくなって、戻って来ることはよくあると話す。「記録は出ないが、生きて還ることが一番大事。そういうジャッジができたことを、僕らは"WISE DECISION"(賢い選択)と讃えて、"NEXT CHALLENGE"で頑張りましょうと言う」とダイバーの文化について述べた。

「OneOcean」というメッセージを掲げ、海洋保護を訴える活動や野性のイルカやクジラと一緒に泳いだり、撮影をする活動に取り組んでいる篠宮氏。クジラの写真を望遠レンズで撮っているときに、クジラの尾ひれにコンビニのビニール袋が引っかかっていたのを見て「なんとかしないといけない」と思ったと言う。

一方、野口氏は2000年から4年連続でエベレスト清掃登山を実施。2000年からは富士山の清掃登山をライフワークとして続けている。ある小学校で「富士山でゴミよりも汚いものは何ですか?」と質問されたと話し、「富士山にゴミを捨てる人間の心が汚いね、と答えた。完璧でしょ?」と会場を笑わせた。

トークセッションの模様は、TOKYO FMなどJFN38局ネットで2月21日19時よりオンエア。ラジオ放送終了後には、ビデオPodcastの配信を行う。
《美坂柚木》

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