東芝は、メガネ型ウェアラブル端末「ウェアビュー」をウェアラブルEXPO2016で公開。「メガネとして自然なデザイン。軽量(50g)でフィット感があり、広い視野を確保」と紹介され、来場者たちの注目を集めていた。
情報をレンズ越しに投映するこのウェアビューは、これまで設計図や指示書、チェックリストなどを手にして作業していたシーンを「ハンズフリーでの作業を可能にさせる」という業務支援ツール。
「たとえば、図面やチェックリストをレンズ越しに表示させる。ハンズフリーで作業することで、生産性も向上し、業務スタイルも変わるはず」と担当者はいう。
「スポーツの世界にもウェアビューが入り込む」と続ける。
「観る側の楽しさもこのメガネで変わる。ラグビーの人気が高まっているが、ルールを知らないまま観戦すると楽しさも半減するかもしれない。そこでこのメガネに、ルールやペナルティ、得点方法などが表示されるようになれば、すぐにのめりこめるだろう」
「2020年の東京オリンピックでの使用も想定している。アプリケーションで、多言語対応を準備すれば、外国人にも気軽に日本の伝統的スポーツ、柔道や剣道などの戦いも、もっと楽しく観れると思う」
《大野雅人》
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