スカパーJSAT(東京・赤坂)で12月25日、「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS」の記者会見が行われ、高田延彦、バルト、RENA、曙らが登壇。エメリヤーエンコ・ヒョードルと戦うシング・心・ジャディブは、「対策はかなりしてきた」と現況を伝えた。
ヒョードルとの対戦の話を受けたとき、「びっくりした」というシングは、「ヒョードルはリング外では強そうに見えない。でも試合になると変わる。そこが怖い。気をつけたいのは、のまれないようにすること。ただいつもどおりやれば可能性はあると思う。終わったあと、『あ、ヒョードルってこんなもんなんだ』って思いたい」といまの気持ちを伝えた。
今回の対戦を控え、フジマール・フェデリコ(シュートボクセ・アカデミー)の指導を受けたというシング。「フジマール会長と12月から1か月、練習した。キックボクシングと総合格闘技の打撃は違う。今回のトレーニングでその打撃が最も変わった。これまでよりよくなった。フジマールさんから教わって、自分の打撃が総合格闘技っぽくなってよかったと思う」と自信を込めた。
また、統括本部長の高田は「シング選手は、内面的な強さがある。ヒョードルだから固まっちゃうとか、緊張しちゃうとかは、ないらしい。そこって、平常心で試合に挑める強いところ。あとはシング選手らしく、のびのび暴れてもらえば、大番狂わせが見られるかもしれない。メンタルの駆け引きも面白い」と期待を込めた。
スカパー!は、「RIZINFIGHTINGWORLDGRAND-PRIX2015」の12月29・31日の試合を完全生中継。フジテレビやGYAOでもオンエア・配信が予定されている。
《大野雅人》
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