今シーズン限りでバイエルン・ミュンヘンを退団するジョゼップ・グアルディオラ監督の去就について、以前から多くの憶測が飛び交っている。その中で最も有力視されているのが、イングランド・プレミアリーグ行きだ。
アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、グアルディオラ監督のイングランド挑戦を歓迎した。
「このリーグが世界最高のリーグになってほしいと思う。彼はもちろんトップクラスの監督だ。それは誰も異論ないだろう。勝ち取ったものだけが理由ではない。バイエルンは以前も勝っていたし、バルセロナは今も勝っている。だが彼がサッカーに対して持っている積極的な姿勢や、自分のチームに積極的なサッカーをしてほしいと望んでいることを、私は強く尊敬している」
会見でベンゲル監督は、「監督が先々の予定を早く明かしすぎると、困難な時期にある監督たちの周囲に憶測を生むことになってしまう」とも話した。
これは以前からグアルディオラ監督の招へいに熱心と伝えられ、最近プレミアリーグで苦戦が続くマンチェスター・シティを念頭に置いての発言だろうか。
マンチェスター・シティのマヌエル・ペジェグリーニ監督には、案の定グアルディオラ監督について質問が飛んだ。
ペジェグリーニ監督は「去年から始まった憶測であり、それ以外の話は聞いたことがない。新聞の売り上げを増やすために誰でも憶測を生み出すことができる。それが事実になるときもあれば、ならないときもある」と、気にしない素振りを見せている。
この質問には心底うんざりといった様子だ。
《岩藤健》
page top