東京2020エンブレム、第1次デザイン審査スタート…宮田委員長「いいわ!綺麗!」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

東京2020エンブレム、第1次デザイン審査スタート…宮田委員長「いいわ!綺麗!」

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東京2020エンブレム、第1次デザイン審査スタート…宮田委員長「いいわ!綺麗!」
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東京2020エンブレムの第1次デザイン審査が12月15日都内で開催された。8時30分ころからスタートし、12時頃より、エンブレム委員会の宮田亮平委員長が報道陣に審査の様子を伝えた。

宮田委員長の報道陣への語り口は、その人柄と相まって、前向きかつ滑らかなものだった。インターネットで審査のようすを配信し、宮田委員長が報道陣へ言葉で伝える取り組みは、今回の審査が、開いた審査であることを印象付けた。

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(宮田委員長)

今日からいよいよスタートしました。各界のデザイナーの先生方々とともに。

相当疲れました。真剣さ、気迫みたいなものを感じました。

何回も見直し、ふるいにかけては見直し、という作業を何度かやって、いいものを吸い上げています。午前中2班でやっていました。

そんななかで議論を重ねてまいりました。

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(宮田委員長へのQ&A)

Q、初めて作品をみて感想は。

いいわ!綺麗。プロだな、というものもあり、初めての人だな、というものもありました。あとは迫ってくる、気迫みたいなものがおもしろいと感じました。午前中で1000点くらい見たのかな。

Q、1万点という応募で数が多いです。

パッと見てダメ、という感じのものはなかったですね、ひと呼吸してみると。1万5000点、本気で応募いただいたなと。すごく嬉しかったですね。冗談で出しているものはなかったですね。

Q、今後の審査に課題はありますか。

まだ始まったなかりなので、それらしきものは感じましたが、具体的なところまではないですね。このあと何日かやって絞られてくると、そういう課題は出てくるはずで、議論が進まないということも想定しています。当然、いいものばかりですから。

オリンピック、パラリンピックを合わせてみないといけない難しさもありましたね。最初の段階でそういうものは見えましたね。

Q、(審議の様子はインターネットでライブ配信された)外部配信用のカメラがありました。カメラがあると審査の支障をきたすなどの意見もありましたが。

専門家の先生方は慣れていますね。見られていることには。それほど意識はしていなかったように感じました。

Q、新国立、A案、B案ありますが、どういう風にみていますか。

いや、まだあの情報で判断は無理だな。見えているのは俯瞰ですが、僕ら地べたで見るわけだから、まだ意見を言うのは難しいね。ただ、「和」を意識しているのは嬉しかったなあ。そういうことを考えるとエンブレムもどうなるのかなと期待をしたいですね。

Q、新国立の発表で、学ぶことなどありますか。

新国立はこっち(エンブレム審査)を真似しているなと思いました(報道陣、笑)。私もこれから、あちらを真似していきたいと思います。

Q、今度のスケジュールは。

さすがに今日見たくらいでは判断は難しいなと。今後慣れてくると、ここはスピードアップしようとか、ありますでしょうが。

それと一度見たものは覚えているんですね。確実に。私も何千枚と3日くらいでみたのですが、これいきそうだなというものはいいところまで行くのですね。好みの顔の人は憶えているのと一緒でね。心の波長が、お互いどれくらかみ合うか。かみ合うと増幅されていく。だから一人でやることは危険です。みんなでやって、いいものを増幅させていくということですね。あなたの好みと僕の好みは違いますよね。
《土屋篤司》

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