11月21日にチェルシーは、ノリッジとのイングランド・プレミアリーグ第13節を戦った。開幕から不振が続くチェルシーは、この試合でも歯車が噛み合わない。
シュートこそ放つものの枠をとらえず、時計の針が進むにつれ焦りが募る。それでもチェルシーは後半19分、エデン・アザールがハーフウェーライン付近で倒され、一瞬の隙を突く素速いリスタート。相手DFラインの裏を取ったジエゴ・コスタがゴールを決め、なんとか先制した。
だが残り時間で追加点を奪うことはできず、逆にノリッジに押し込まれる場面もあった。試合後の会見でチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、「最後の4分で見せたような焦りが必要になるはずではなかった」とコメントした。
「2-0や3-0や4-0の点差で最後の数分を楽しめるはずだった。だがそうはならなかった。ジエゴ（・コスタ）の後ろでエデン（・アザール）もペドロも、ウィリアンもいいプレーをしていた。ポジションを入れ替えてよく動いていた」
本来もっと楽に勝てるはずだったと言うモウリーニョ監督。続けて今シーズンのリーグ制覇について、「4位は我々にとって不可能ではない。だがタイトル獲得となるとミッション・インポッシブルだ。トム・クルーズなら可能かもね」と大ヒット映画のタイトルを引用しながら、実現困難であることを認めた。
《岩藤健》
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