羽田空港国際線旅客ターミナルのイルミネーション点灯式が11月2日に行われ、ボサノバの第一人者小野リサが「素敵なイルミネーションを見て、気持ちがキラキラしてうれしい」と語った。
「まだ子供のころ、ブラジルから初めて日本にやって来たときに着いたのが羽田だった」と語る小野。「ここに来ると原点に戻れる気がする」
幼心に刻まれた思い出の羽田空港。「その羽田でイルミネーションを点灯するとは思っていなかった」と感慨深く語り、さらには空港利用者に自らの気持ちをしっかりと込めたエールを送る。
「ここからいろんな国に旅立っていくと思うけど、たどり着いた地でいろんな思い出を詰めて積み重ね、そして幸せな気持ちでここに帰ってきてほしいな。来年はブラジルのリオでオリンピックが、そのあとは東京で開催される。改めてこのターミナルに立っているとなにかブラジルと日本が結ばれている気がする」
羽田空港でのライブにそんな気持ちを語りながら50分の弾き語りをこなした。
《山口和幸》
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