今シーズン限りでの引退を表明し、一時は50歳での登板を断念したかに見えた山本。だが、球団の勧めもあり急ピッチで調整し最終戦に間に合わせた。ナゴヤドームで全体練習に参加した山本は、「CSが決まってない中で阪神と広島には迷惑をかけてしまう。もちろん手加減は無用。僕も全力で投げる」と本気の勝負を歓迎。
谷繁元信監督は山本の先発起用について、「途中で出して気を使わせるよりいい」と話した。広島は勝てば逆転CSが決まる重要な一戦。試合途中の競った場面で出して手心を加えてもらうより、最初のひとりに全力投球し代えるほうが試合への影響は少ないと判断したようだ。
現役最後のマウンドへ向かう山本に、「お疲れ様でした。感動をありがとう!」「昌はもちろん、キャッチャー谷繁で、和田や小笠原も有終の美を見せて勝ってくれ!」「あの投球フォームを目に焼き付けます。頑張れ昌さん」「後悔のないカッコイイおっさんを見せてください」「投げる姿を見せてくれる事に意義がある。CS進出を懸けた広島にも大事な一戦だけど中日にも大事な一打席になる一戦」など、多くのファンから労いと応援の言葉が送られている。
球界最年長投手として長く現役を続けてきた山本。その終わりが刻一刻と近づいている。
明日(10月7日)、マツダスタジアムでのカープ戦、今季最終戦の予告先発が発表されました。ピッチャーは山本昌投手!!ラスト登板、しっかりと記憶に焼き付けたいと思います!
Posted by 中日ドラゴンズ on 2015年10月5日