バスケットボール日本男子は10月2日、リオ五輪予選を兼ねたアジア選手権準決勝でフィリピンと対戦した。18年ぶりの決勝進出をかけて臨んだ日本だったが、接戦を70-81で落とし敗れた。
試合は第1クォーターから両チームとも点が入らず、我慢の展開が続いた。日本は比江島慎が好調で、前半だけで22点を奪う活躍を見せ前回大会準優勝のフィリピンに食らいついていく。
だが54-54で迎えた第4クォーター、日本は大事な場面でミスが出て引き離され始める。攻守の交代からフィリピンに走られると翻弄されるようになり、点差が開いてしまった。試合を通し13本の3点シュートを決めたフィリピンに対し、日本は1本も決められなかったことも大きかった。
準優勝した1997年大会以来の決勝進出は逃したが、ベスト4に入り2016年に行われるリオ五輪世界最終予選へのキップは確保した日本。大会前の目標は達成した。
敗れた日本は10月3日に行われる3位決定戦に回ることとなった。相手は開幕戦で完敗したイラン。今度は勝って銅メダルを持ち帰れるか。
《岩藤健》
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