東京オリンピック、5競技の追加提案と種目決定…御手洗座長、野球・ソフトは「大変な価値をもたらす」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

東京オリンピック、5競技の追加提案と種目決定…御手洗座長、野球・ソフトは「大変な価値をもたらす」

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2008年大会 田中将大投手(c)Getty Images
  • 2008年大会 田中将大投手(c)Getty Images
東京2020種目追加検討会議は、2015年9月28日(月)に東京オリンピック・パラリンピック競技大会への追加提案種目を選考し、提案種目を決定。種目追加検討会議座長の御手洗氏のコメントを発表した。

国際オリンピック委員会(以下、IOC)には、「野球・ソフトボール」「空手」「スケートボード」「スポーツクライミング」「サーフィン」の合計5競技が提案される。種目の選考は、「若者へのアピール」「国民機運の向上」「構成で開かれた選考プロセス」の主要原則に基づいて行われた。

「野球・ソフトボール」の提案種目は、「野球(男子)」「ソフトボール(女子)」の2種目。野球は日本の国民的スポーツであること、ソフトボールは北京オリンピックの際に全競技中継中、最高視聴率を獲得したことが選考を左右したようだ。御手洗氏は、「全国民を熱狂させ、大変な価値を東京2020大会にもたらす」とコメントしている。

「空手」の提案種目は、「形(男女)」「組手(男女3階級)」の8種目。御手洗氏は、「空手は日本発祥で世界各地に広まった競技であり、日本開催ならではの大会イメージを印象づける」とコメント。

「スケートボード」の提案種目は、「ストリート(男女)」「パーク(男女)」の4種目。ストリートスポーツの代表格として、東京の都会のイメージに合致し、若者へのアピール力と人気面に大きな期待ができ、オリンピックの価値を若者世代へ訴求できる大きな可能性があるとしている。

「スポーツクライミング」の提案種目は、「ボルダリング・リード・スピード複合(男女)」の2種目。スポーツクライミングは、垂直方向へ登るアスリートの力を競い合うという、他のどのオリンピック競技にも見られない特徴が選考理由となったようだ。御手洗氏は、「大会にユニークで新しい価値をもたらす」とコメントしている。

「サーフィン」の提案種目は、「ショートボード(男女)」の2種目。サーフィンは、マリンスポーツの代表格として、若者のライフスタイルに大きな影響を与えている。ビーチで音楽と共に開催される競技は、大会に祝祭的な要素を加えることができるとしている。

2016年8月にリオデジャネイロにて開催されるIOC総会で、これらの種目が正式に決定されれば、東京2020大会では既存の10,500人枠の選手に加え、新たに474人の選手を迎え入れることが可能になる。
《美坂柚木》

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