鈴鹿8耐SST優勝マシンは「ほぼ市販車」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

鈴鹿8耐SST優勝マシンは「ほぼ市販車」

スポーツ 短信
スポーツランドSUGOで公開された「team R1 & YAMALUBE」YZF-R1M
  • スポーツランドSUGOで公開された「team R1 & YAMALUBE」YZF-R1M
  • 2015鈴鹿8耐SSTクラスで優勝した「team R1 & YAMALUBE」YZF-R1M。
  • スポーツランドSUGOで公開された「team R1 & YAMALUBE」YZF-R1M
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鈴鹿8耐SST(スーパーストック)クラスで優勝した「YZF-R1M」が、スポーツランドSUGOにてマスコミ陣へ改めて公開された。

SSTクラスのマシンはほとんど改造が許されず、きわめて市販車に近い。ライダーの時永 真 選手によると「タイヤやタンク、ブレーキを耐久仕様にする程度で、ほぼ市販車のまま」だという。

ヤマハはNo.21「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」(中須賀克行、ポル・エスパルガロ、ブラッドリー・スミス)が204周を走破し、「Formula EWC」クラスで総合優勝。

さらに時永 真、藤原儀彦、ジェフリー・デ・フリースで挑んだNo.14「team R1 & YAMALUBE」も194周し、総合21位、SSTクラス優勝を果たしている。今回披露したのは、14号車だ。

8時間のレース中には、ピットインを7回ほどし、給油やタイヤ交換をおこなうが、EWCクラスのタイヤ交換は瞬時におこなうことができ、ピット作業は20秒ほど。

一方でSSTクラスはさらに1分ほどかかってしまうことを考えれば、クラス優勝はもちろん総合21位がどれほどすごいことかわかる。

じつは時永 真氏は、2015 YZF-R1プロジェクト開発スタッフでもあり、「team R1 & YAMALUBE」は、チームスタッフの半分以上がR1開発メンバー、全員がヤマハの社員だ。

R1開発時には、時永氏が操縦安定性、藤原儀彦氏がエンジン制御系、ジェフリー氏が電子制御サスペンション系を担当。自分たちが開発したマシンで、「サーキット最速のNEW R1を証明する」という目的のために一丸となって闘った。

つまり8耐は「開発の総仕上げ」だったわけだが、両クラスを見事に制し、そのポテンシャルの高さを証明したと言える。

鈴鹿8耐SST優勝マシン YZF-R1M は、ほぼ市販車…「サーキット最速を証明」

《青木タカオ@レスポンス》

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