2020年東京五輪組織委員会は9月28日、理事会を行い追加種目として野球・ソフトボール、空手、ローラースポーツ(スケートボード)、スポーツクライミング、サーフィンの5競技18種目を国際オリンピック委員会(IOC)に提案することを決めた。
種目追加検討会議座長の御手洗冨士夫氏は、各種目の選定理由について以下のように説明した。
「野球はご存じの通り日本の国民的なスポーツです。ソフトボールは北京五輪で全競技中、最高の視聴率を獲得したスポーツ。空手は日本で発祥し世界各地に広まった特徴のある競技です。スケートボードは、ストリートスポーツの代表格として、東京の都会のイメージに合致するものであり、大会に大きな価値を付加するものだと思います」
北京五輪以来の復活を目指す野球・ソフトボールは当初から本命と見られ、今回の発表でも大きな驚きなく受け止められた。一方でローラースポーツやサーフィンに関しては、IOCが重視する若者へのアピール、訴求力に配慮した結果と見る声がある。
《岩藤健》
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