日本はスコットランドに敗れ1勝1敗…ラグビーW杯 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

日本はスコットランドに敗れ1勝1敗…ラグビーW杯

スポーツ 短信
ラグビーワールドカップ2015 イメージ
  • ラグビーワールドカップ2015 イメージ
9月23日に行われたラグビーW杯、日本はスコットランドと対戦し10-45で敗れた。初戦の南アフリカ戦から中3日で臨み、再び世界を驚かせることが期待された日本。だが入念な準備をしてきた相手に完敗だった。

スコットランドの戦略は明快だった。前半から激しく身体を当て日本の体力を削り、足が止まる後半ラスト20分で突き放す。激闘の疲れが抜けない日本は見事にハマってしまった。

加えて上空で巻く強い風の影響や、疲労からくるプレーの精度不足か前半の序盤からミスを繰り返す。南アフリカ戦ではほとんど見られなかったハンドリングエラーが多発した。試合後のインタビューで田中史朗も「南アフリカ戦との違いは、ミスとペナルティの多さ」と繰り返した。

日本は後半20分過ぎに決定的なチャンスを得る。ラインアウトからモールでトライを狙う、前半と同じ流れだった。だが日本の攻めは読まれていた。着地ですぐさまモールは潰され推進力を失う。

ターンオーバーからトライを決められると精神的にもきつくなり、完全に足が止まってしまった。

だが五郎丸歩も「点差ほど力の差はなかった」と語るように、互角に戦える部分もあった。ジャパンの地力がついていると感じさせる場面も多々あった。元々ラグビーは展開によって、強いチーム同士でも大差になるスポーツだ。相手にボーナスポイントを与えてしまったことは残念だが、切り替えて次のサモア戦に備えてもらいたい。

《岩藤健》

編集部おすすめの記事

page top