生活情報誌を発行するオレンジページは15日、「親世代の健康意識・親への贈り物」調査の結果を発表した。
同調査は、同社が運営するリサーチコミュニティ「オレンジページくらし予報」の会員のうち、60代の親を持つ女性を対象に実施した。その結果によると、「自分の親は健康に気を使っている・やや気を使っている」という回答が82%、「親が週1回以上運動をしている」という回答が52%に及んだ。なお、運動の内容を尋ねると、「散歩」35.5%と「ウォーキング」17.4%が抜きんでて多かった。
親も含めてこうした60代のシニア世代に対するイメージを尋ねると、「健康情報に関心が高い」45%、「旅行が好き」44%、「趣味を持っている」42%、「日頃から運動している」32%といった項目が上位に挙がった。
そこで、「親に今後、贈ってみたいもの」を尋ねたところ、「旅行(旅行券)」44.1%、「活動量計」40.5%、「食事会」34.8%、「健康サポート器具」30.4%、「家電」24.4%が上位となった。同時に、「これまで贈ったことのあるもの」を質問すると、「花」73.9%、「お菓子」70.2%、「酒類」59.2%、「食事会」46.5%、「旅行(旅行券)」25.8%が上位となった。
親がどのようなことに関心を持ち、取り組んでいるのかを意識すると、贈り物の内容が大きく変わることがわかった。21日の「敬老の日」はもちろん、「母の日」「父の日」「誕生日」など、子から親への贈り物の機会はさまざまだが、ギフト業界では「子から親への贈り物」市場において、“健康・運動”というキーワードが新たなビジネスチャンスを呼びそうだ。
「敬老の日」調査、60代の親へのギフト市場は健康がトレンド!?
《加藤/H14》