今年度5回目になる「補助輪はずし大作戦」が西武園ゆうえんち駐車場特設会場で開催された。
例年5~7回は開催されている。補助輪はずしだけあってリピーターが参加するにしても多くて3回、中には1日で外してしまう子もいるので初期からの参加者は皆無と言っていいだろう。
しかし、参加者は増え続けており開催ごとに20~30人の子供たちが訪れている。
主催側のHPや参加者のブログ、イベント紹介等でメディアへの露出も増えてはいるが、既に数十人以上の補助輪を外してきた講師陣と安全な広い場所で練習出来る安心感、そして参加者の口コミによる紹介で一定の評価を得られているのも事実だろう。
当初に比べ規模も大きくなってきたが、講師を増やす事で対応しクオリティを下げる事なく多くの参加者に対応出来ている事が高評価にも繋がっている。
また、講師を派遣している東京都自転車連盟による「子どものための自転車学校」との連携も深まり補助輪を外してそのまま競技的なスクーリングに進む事も可能であり、実際に自転車学校へ進む子も多くなってきた。
現在の自転車競技での人材育成は縦、横ともお世辞にも繋がっているとは言えないが、小型のモデルケースとして補助輪はずしから自転車学校、そして競技へと進むラインは十分に機能し得るはずだ。
この一連のイベントは2020年と、その先に向けて自転車競技の発展のために一石を投じていると感じる。
《高橋智宏》
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