今回取り上げるのは、欧州サッカーのプレミアリーグ第4節から、マンチェスター・ユナイテッド対スウォンジー・シティの一戦です。
ここまで3試合連続無失点、2勝1分と好調に見えるマンチェスター・ユナイテッドは、敵地でスウォンジー・シティ戦に臨みました。試合はスワンズがユナイテッドを2-1で破り、一見調子のよいユナイテッドの課題を白日の下に晒しました。
転機となるかもしれない試合を振り返ります。
ユナイテッドは負傷したアドナン・ヤヌザイに変わってアンデル・エレーラが先発。ボランチはヴァスティアン・シュバインシュタイガーとモルガン・シュナイデルランのセットとなりました。
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アンデル・エレーラ
序盤はユナイテッドの流れでしたが、次第にスワンズに移っていきます。2分、メンフィス・デパイのフリーキックはルカシュ・ファビアンスキに防がれました。21分にはエレーラが絶妙なスルーパスを出しますが、フアン・マタのシュートはゴールネット右に外れます。その後はスワンズが何度もゴールを脅かす時間が続きます。27分にはバフェティンビ・ゴミスがふたりをかわしてシュートを放ちますが、ポストをかすめてチャンスを逃しました。
前半はスコアレスで折り返しますが、試合は後半開始早々に動きます。48分、オーバーラップしたルーク・ショーのクロスをニアに飛び込んだウェイン・ルーニーがスルーし、ファーサイドに走りこんだマタが押し込んでユナイテッドが先制しました。
ですが、スワンズは食らいついて攻撃を活性化。51分にギルフィ・シグルドソンののクロスをアンドレ・アイェウがヘディングで押し込んで同点に追いつくと、63分にはアイェウのスルーパスを抜け出したゴミスがシュートして逆転に成功しました。
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バフェティンビ・ゴミス
試合をひっくり返されたユナイテッドは、70分にマイケル・キャリックとアシュリー・ヤングを、シュナイデルランとマタに変えて投入。さらに75分にはエレイラに変えて開幕からの3試合の出場停止が解けたマルアン・フェライニを入れました。しかし交代で流れを変えることはできませんでした。開幕から3試合連続のクリーンシートを達成していたユナイテッドでしたが、初失点を喫した試合が敗戦となりました。
【敗戦で露呈した課題…夏移籍終了の影響は 続く】