日本サッカー協会は8月27日、9月のアジア2次予選に出場する代表メンバー23名を発表した。シンガポール戦でのスコアレスドロー、未勝利に終わった東アジアカップの結果を受け、代表に厳しい声が寄せられている中で注目の発表となった。
4試合続けて勝利に見放されている日本代表。バヒド・ハリルホジッチ監督は、自陣に引きこもる消極的な姿勢や、リーグ戦との過密日程で代表としての準備期間が短かったことなどを試合後の会見で理由に挙げてきた。しかし、そうした発言は一部から「言い訳」と取られ、さらなる反発も招いた。
シンガポール戦、東アジアカップの結果を受け臨む今回の予選について、ハリルホジッチ監督は「いろいろ考えたが確かにまだ勝ってない」と白星から遠ざかっている現状を認めた。
「私の人生で4試合勝ちがないのは初めてだ。隠す必要もないが勝つのが大好きで、勝ってないことには満足していない。カンボジア戦で同じ繰り返しはしたくない。そして2回目の言い訳をしないようにしたい。我々は勝たなければいけない。得点を取らなければいけない。全員が満足するような試合をしなければいけない」
負けている間は何を言っても批判されるが、それらは勝てば収まる。代表監督として周囲を黙らせるには結果しかない。
《岩藤健》
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