バイエルン・ミュンヘンのジョゼップ・グアルディオラ監督は、先日オットマール・ヒッツフェルト氏から「今のバイエルンには外国人選手が多すぎる。ドイツ人のメンタリティがない」と批判されたことについて、会見で否定した。
ドルトムントやバイエルンを率い、90年代から2000年代にブンデスリーガと欧州チャンピオンズリーグを制覇したヒッツフェルト氏。彼は最近のバイエルンがドイツ人選手を放出し、外国人選手の補強を繰り返していることに納得がいかないようだ。
一方のグアルディオラ監督は、「バイエルンはドイツのメンタリティを失ってない」と、ヒッツフェルト氏の発言に反論した。
「新聞などのメディアで何度もこの話題が出ていることは知っている。バイエルンはドイツのメンタリティを備えたドイツのクラブであり、申し訳ないが自分のベストは尽くしている。私ひとりで決断を下してるわけではない。クラブがこの高いレベルを保つための、最善の決断を下そうと努力していることは知っておかなければならない。3冠を獲得したときにユップ・ハインケスが残していったレベルを保ちたい。ブンデスリーガの頂点に立ち続けたいし、カップ戦でも準決勝までは進みたい」
そしてグアルディオラ監督は、現在のチームにドイツ人が少なすぎるということはないとも話した。
「ヒッツフェルト氏がサンシーロでチャンピオンズリーグを制したとき(2001年)、チームには4人のドイツ人がいた。今の我々にはそれ以上のドイツ人選手がいる。それがひとり増えようが減ろうが関係ない。ドイツのメンタリティとライフスタイルに適応するから、我々はここにいるんだ」
《岩藤健》
page top