イングランドで開催されるワールドカップ(W杯)を前に、ラグビー日本代表は8月15日、秩父宮ラグビー場で世界選抜と対戦する。W杯でのベスト8を目標に掲げる日本にとって、現時点での完成度を見る大事な一戦となる。
世界選抜はその時々によってメンバーが替わる急造チームだが、豪州やニュージーランドといった強豪国の元代表選手らがそろい、世界で活躍したトッププレーヤーが名を連ねる。
世界選抜のコーチを務めるロビー・ディーンズ氏は、「たった1週間だが、普段は対戦相手である選手たちがともにプレーすることは、素晴らしいラグビーの経験になる」と世界選抜チームで戦う意義を語った。
豪州史上2番目の若さで代表初キャップを飾り、世界選抜の一員として参加するジェームズ・オコナー選手は、名選手たちとのプレーに目を輝かせていた。
「オーストラリア人の選手たちにとって今回の世界選抜は、W杯出場を目指してプレーするという大きな意味もある。素晴らしいキャリアを築き上げ、その終盤にある選手たちもいる。バッキース・ボタやアリ・ウィリアムズなどは、長年トッププレーヤーとして活躍してきた。試合では彼らの助けになれるよう役目を果たしたいね」
日本代表のエディ・ジョーンズHCも、「相手はワールドカップで優勝候補になれる」という豪華メンバーが集まった、今回の世界選抜チーム。W杯本番前の試金石となる。
《岩藤健》
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