原爆が広島に投下されて70回目の「原爆の日」となる8月6日、南オーストラリア州では平和祈願の式典が行われた。式典はオーストラリア・レッドクロスの進行によるもの。
夕方5時、首都アデレードの中心部ビクトリア・スクエアーには「Hiroshima Day」と大きく書かれた看板が立てられた。レッドクロス内のテントで灯篭とメッセージ用の短冊を渡された市民は、それぞれの想いを短冊に託した。
「いまだに多くの人が被ばくで苦しんでいる現実、そして被ばくの恐ろしさをオーストラリアにいる私たちも知る必要があります。このようなことが二度と繰り返されてはなりません」という代表からのメッセージで式典はスタート。日が暮れて寒くなっても、人だかりは一向に減る様子はなかった。
短冊がつけられた灯篭はメインステージの噴水前に置かれ、夕方のライトアップとともに終了時刻の夜7時まで暗い夜空に光り輝いた。
《Australia photographer Asami SAKURA》
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